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週刊 ピンク・ハッカー

セキュリティを啓蒙するために誕生した、ファビラス・セキュリティ・ボーイズ

台湾でインターネットに簡単に繋げる4つの方法

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 セキュリティの面白さと重要性をわかりやすく伝えたい……そんな想いを持った二人が邂逅(かいこう)。ほとばしる両者のセキュリティ情熱が激突した結果、過去にないセキュリティ・コンビが誕生。その名は「ピンク・ハッカー」。
ピンク・ハッカー毎週月曜日更新予定です。


今回は諸事情で番外編をお送りします!

 

今回は「暗号論的擬似乱数生成器と無線LANパスワードの危険性」について、ミスター・ピンクのおっ母さんでも理解できる記事を考えていたのですが、諸事情によりお休みです。

「暗号論的擬似乱数生成器と無線LANパスワードの危険性」の記事はウソですが、記事がお休みなのは本当です。

そこで今回はミスター・ピンクが台湾に行ったので、番外編として「台湾で旅行者がインターネットを繋げるにはどうしたらいいの?」という、実用的なテーマでお送りします。

台湾でインターネットを繋ぐ方法

最近、日本から台湾へのLCCが多くなり、ますます手軽に行けるようになりました。LCCは値段の変動が激しいけれど、往復2万円でいけることも珍しくないです。

え、そんなに安いの!? 沖縄に行くより安いじゃん!

そうなんですよ。しかもピーチエアだったら、羽田を早朝5時50分に出発し、台北に8時50分到着。20時45分に台北を出発して羽田に0時45分に戻るという、日帰りも台湾旅行も可能なんです。

ひえー 日帰りで台湾! しかも行きも帰りも電車がない(笑)。

深夜バスならあるけどね。さて、このブログの読者のみなさんは「インターネットに接続できないと死んじゃう病」の人が多いと思います。私もそうです。台湾はそんな患者さん達に優しい国。台湾で自由にネットに繋げられたら、夜市の素敵写真をInstagramやFacebookにリアルタイムでアップするだけでなく、Googleマップを使えば迷子の恐怖からおさらばできます。


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旅先の写真をリアルタイムにアップ!

ネットの接続環境は必須なわけね。

その通り! 台湾でスマートフォンやタブレット、PCでバリバリとインターネットを繋ぎたい人には以下の4つの方法があります。

(1)海外ローミング
(2)Wi-Fiルーターをレンタル
(3)現地のSIMカードを購入
(4)無料の無線LANサービス「iTaiwan」を利用

いろいろあるんだね。

(1)の海外のローミングサービスは、いま使っているスマートフォンがそのまま利用できるんだけど、料金が高い。
「海外パケット定額サービス」を使わないと、帰国後に高額な請求書がやってきて、死んでしまいます。

いわゆる「パケ死」ってやつだね。「海外パケット定額サービス」だといくらぐらいなの?

だいたい、携帯会社はどこも同じで、1日で2000円から3000円ほど。

なるほど。1日ならまあ良いけど、3日だと9000円か〜 高いね。

日本で手配ができる「レンタルWi-Fiルーター」

日本で準備ができて、安い料金でネットに接続したいという人は、台湾で使えるWi-Fiルーターを使うのがお勧め。日本国内でいろいろな企業が提供しており、料金は1日に500円から1500円。

その値段の差は何なの?

1日に使えるパケット量によって違う。500円だと1日に250MB、1500円だと1GBが目安かな。当然、もっと安く使えるところもあるし、いろいろなキャンペーンをやっているので、探してみて下さい。

なるほど。申し込んだあと、ルーターはどこで受け取るの?

自宅や会社に配送、Wi-Fiルーターの会社まで行って直接受け取り、空港で受け取りといった感じかな。飛行機の出発時間に余裕があれば、空港での受け取りがお勧め。だって自宅や会社に忘れることがないからね。返却も受け取りと同じスタイル。

他に注意点はあるの?

Wi-Fiルーターは基本的にWebから事前に申し込むのが基本。だけど、予約せずに空港でいきなり申し込んでも、台湾行きなら在庫があることが多い。また、台湾の桃園国際空港にも、Wi-Fiルーターのレンタルをやっているので、ガッツがあるならそこで申し込むという方法もある。

台湾で申し込むのはハードルが高いな〜

あ、あと、注意点としては、Wi-Fiルーターを申し込む際に
「紛失保障はいかが? 1日数百円で払えば弁償金額が減るよ」
「大容量バッテリーはいかが?」
といったオプションサービスを勧めてくる会社は多い。これらをセットにすると、一気に値段が跳ね上がるから、安く済ませたい人は注意しましょう。

Wi-Fiルーターレンタル会社もいっぱいあるから、本体はちょっとでも安くしてオプションで稼ぎたいだろうね。

そうそう。あ、あともう1つ注意点があった。Wi-Fiルーターを使う場合、スマートフォンの「データローミング」機能をオフにしておこう。じゃないと、せっかく使えるルーターがあるのに、海外ローミングサービスを利用してしまう可能性があるからね。

お勧めは台湾で「プリペイドSIM」の購入

海外ローミングは便利だけど高い。Wi-Fiルーターは料金は安いけど受け取りや返却があり、ずっと起動していたら電池が減る、だからといって使う度に電源をオン・オフをするのは面倒なんですね。

私が言ってないことまで補足してくれてサンキュー★ 料金と手間は最小限でネットをバリバリ使いたい人は、台湾のプリペイドSIMカードを空港で買っちゃうのがお勧めです。

おお、なんだか達人っぽい、やりかた。

この方法を利用するには「SIMフリーのスマートフォン」を持っていないとだめ。ただ、最近発売のスマートフォンであれば、携帯電話会社がSIMロックを有料で解除してくれる場合もあるし、1万円ぐらいでSIMフリーのスマートフォンが売られているので、これを買っちゃうのも手かも。このSIMフリーの端末なら日本の格安SIMも利用できるからね。

AmazonでSIMフリーのスマートフォンを探すと、こんなにヒットするんだ!

最近ではコストコでもSIMフリー端末が販売されていて、ビックリしたよ。さて台湾の場合、国際空港にはたいていプリペイドSIMカードの販売所がある。市内では購入できないので、必ず空港で買いましょう。

え、そうなんだ!

うん、だから「空港の販売所が混んでいるから、市内に移動してホテルに荷物を置いてから、街で買おう〜」と思っても手に入らないから注意。
台北の桃園国際空港第1ターミナルの場合は、到着口から出て右側に曲がり、ちょっと進むと右側に売り場があります。

 

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桃園国際空港第1ターミナルのプリペイドSIM販売所。「電信服務」が目印

お値段はいくらぐらいなの?

携帯会社によって違うんだけど、中華電信だと、5日間約1200円、10日間2000円、15日2800円ぐらい。しかも期間内であればパケット使い放題。

おお、それはいいね! 台湾でも動画サイトを見放題だ。

SIMの購入はとっても簡単。コースを選ぶのはメニューを指させばOKだし、スマートフォンの設定も店員の人が全部やってくれるので安心。

設定までやってくれるのは、ありがたいね。ただ、ほら、私はセキュリティエンジニアだから、知らない人に携帯を渡して設定をしてもらうのは、不安だな〜

だったら、自分ですべて設定をすればOK。APNなどの必要な情報は聞いておきましょう。SIMフリーの端末を持っている人には、「プリペイドSIMの購入」がお勧めです。

無料で使える公衆無線LAN「iTaiwan」

最後の「iTaiwan」は何?

これは台湾の観光局が提供している、無料の公衆無線LANサービス。事前に登録をしておけば、台湾全土約9900のAPが無料で利用できる。台北市内でも約800ヵ所。しかも、駅やバス停、夜市、公園、主要な幹線道路などで利用することができる。

お金を使いたくない人には、魅力的なサービスだね。しかし、台湾観光局は太っ腹だな〜

空港で登録することも出来るけど、日本で事前に登録して置いた方が便利。やり方は以下の通りだよ。

(1)iTaiwanにアクセスして、「散客線上登記」をクリック。

(2)ユーザー登録画面になる。「預定入境日」に入国日、「國家(地區)」はJapan、「護照號碼」にパスポートナンバーを入れて、Checkボタンをクリック。

(3)次に画面が出てくるのでこれも入力。「生日」は誕生日、「申請天数」は利用期間なので「30days」を選択、「電子信箱」にメールアドレス、「入境機場」に到着する飛行場を選び、「送出」をクリック。これで事前準備は完了。

あとは空港に到着したら、観光局のサービスカウンターもしくはツーリストサービスセンターにパスポートを見せて、「iTaiwan」といって、有効化してもらおう。スタッフが接続方法の説明書を見せてくれるので、実際に空港内で繋げてみよう。IDはパスポート番号、パスワードは生年月日。桃園空港第1ターミナルであれば、SIM販売所のちょうど真後ろに「ツーリストサービスセンター」があるよ。

 


f:id:pinkhacker:20161211172654j:plain桃園国際空港第1ターミナルにあるツーリストサービスセンター

 

おお、なんだか私もやれそうな気がしてきた。でも英語も中国語も苦手な私にできるかな〜

プリペイドSIMの販売所もそうだけど、空港内で働いている人たちは、英語も中国語も苦手な人を毎日相手にしているから、大丈夫だよ。台湾の人は基本的に親切だし。

なるほど。ただ、フリーの無線LANアクセスポイントは、正規なものか不正なものか見分けるのが難しいんだよな。

今回のフレッシュは、本当にセキュリティに専門家みたいだ! 確かにフレッシュの指摘通り、見分けるのは難しい。セキュリティ面が気になる人は、プリペイドSIMカードがお勧めです。

これは実際に行ってみて調査しないとダメだな。よし今から台湾に行こう! ついでに小籠包を食べて夜市にも行こう。プリSIM買って、FacebookやInstagramにリア充写真をガンガンアップしよう!!!

プリンスはSIMフリーの端末を持ってないし、仕事が忙しいから海外なんて行けないよ!

ちぇっ。いずれは、ピンク・ハッカーも「以上、台北から公衆無線LANの安全性をチェックしました!」とか、やりたいね。台湾でやっていたCTF「HITCON」の取材もかねてさ。

いいね、その企画! それでは、また次回。